の教室
平成18年・夏のお題

笑って、ビンボウ、しています(笑)

 〜平成18年・8月28日〜
 写真は、ウチでこさえた、天然とらふぐの栞、です。
 ほんの8ページですが、ご希望の方に、お譲りしています。

 さて、飲食店と申しますものは、儲けなきゃなりません(笑)
 そりゃ〜、企業なら何でも同じなんですが、
 ウチはといえば、代々受け継いだ小さな土地が、たまたま繁華街にあって、
 そこで、昔ながらの生業にこだわっている。
 申し上げるなら、
 少々前のドラマ、「やまとなでしこ」の、
 魚屋、そのもの、ではあります。
 バブルの時代には、
 「手放して、他所へ豪邸をどうですか?」と甘い汁、
 もしくは、毎日のように、「立ち退け」だの、いろいろと・・(笑)
 景気が悪くなってからは、
 同業者や、安売り店様からの、さまざまな***。
 とか何とか、とにかくイロイロ、あったわけですが、
 おかげさまで、
 結局、今も変わらず、
 私の店は同じ場所で細々と、商売を続けさせて頂いております。

 大きなフランチャイズの看板にすがることも、潔しとせず、
 仕入れる品物に対して、妥協することもしない、
 その日最高の品物を仕入れ、汗をかいて、嘘をつかない。
 家賃の要らない、大きなアドバンテージは、
 できる限り安価でお客様に提供する事にのみ、使う。
 それが、
 親父の代から変わらない、ウチの営業姿勢であります。

 私も、2代目として店を継ぐときに、
 「イヤ〜〜、これじゃぁ儲からんナァ〜〜」と、
 その、あまりにも不器用極まりない、経営姿勢に、
 帳面眺めて、正直、呆然としたんですが、
 それでも、
 こうして継いだのは、なんと申しましょうか、ん〜。
 だって、
 私くらいが、何とか続けていかなければ、
 カボスを絞ったポン酢で、天然とらふぐを食べる、っていう、
 ふぐといえば、誰もが、思い描くもの、心に持っているものが、
 ウチと同じ程度の、気安さの加減では、
 まず、この新宿では、食べられなくなってしまうじゃぁないですか。
 ここにしか、ないもの、
 嘘をつかずに、それを商っているんだ、という気持ち、って、
 とっても清々しいんですヨ(^^)

 「オレがやらなきゃ誰がやる」、とは、
 男だったら誰もが、一度は言ってみたい言葉ではありますが、
 私の場合、
 私が言う前に、親父がもう実践しちゃっていたのでネ(笑)
 マ、
 とにかく、一度言っちゃったものは、あとには引けないですから、
 これから先も、笑ってビンボウ(笑)
 そういえば、
 ウチのお客様のお話では、そんな人間が、このところ、増えているんですって?
 特に、飲食店で。
 大歓迎、ではありますが・・・・、
 なんだか、意地っ張りなビンボウ人が増えていくみたいで、
 それはそれで、イイのかな〜〜?、と・・(笑)


暑い時には、冷やす!(^^)

 〜平成18年・6月19日〜
 梅雨時ともなれば、
 うっとおしい気候の、久しぶりの晴れ間には、
 待ち受けている、真夏の太陽がまぶしい。
 こんな時期の、カラダのほてりを、
 一気に冷やしてくれるのが、
 写真の、水なす。

 ぬか漬けにしても、おいしい。
 そのまま絞ると、
 水がざぁっと出てくるほどの、水分の多さ。
 これを、細かく包丁目を入れて、塩をすり込み、
 じっくりと煮出したものを、冷水に取り、
 最後は、冷たい八方だしに泳がせる。

 キーン、と冷えたのど越しに、体がおどろいた後で、
 ふっくらと香る、後味の清々しさ。
 エェッ? これが、ナス?
 と、不思議になるほどの、さわやかな味は、
 大阪は、だんじり祭りで有名な、岸和田の特産です。

 首筋の汗が、スーッと収まってゆく快さは、
 席について、最初の一品でも、
 また、
 最後のご飯をほうばった後でも、イイですね〜。

 器によそったら、
 削り節と、青ねぎと、しょうがを少しいれて、
 さ、めしあがれ(^^)


クルミボタンの新作?

 〜平成18年・6月17日〜
 じゃなくって、
 黄色い座布団に乗せた、マスクメロン(笑)
 失礼して、本日はオシリが上に、なってます。
 本日は、この、食べ頃、の、お話。

 メロン、といえば、
 普通の生活では、なかなか、お目にかかれなくって、
 誰か病気になった時の、
 お見舞いにもらった、お下がり、とか、
 そういった、特別な時だけ。
 だから、
 たまたま、頂いたりすると、
 食べ頃がわからなくって、切ったら、硬かった、とか、
 熟れすぎちゃった、とか。
 そんな経験、ないですか?(^^;
 そんな中でも、案外、一番多いのは、
 触って、硬いかどうか、毎日のように確かめて、
 いざ、大丈夫な硬さになった、と思って、切ってみたら、
 全然甘くないし、ところどころ、柔らかさにムラがあって、食感が悪い。
 見かけの割においしくないメロンだったな〜〜〜、っていうの。
 実はね、
 これ、触りすぎちゃうと、そうなっちゃうんですね(^^;

 メロンはその自重でも潰れるくらい、柔らかい果物です。
 だから、
 わざと食べ頃になる前の、硬い状態で販売されているんですが、
 硬さを見よう、と、チョッと触っただけのつもりでいても、
 案外な力が、メロンにかかってしまいまして。
 その、触られすぎたところから、
 果肉が潰れたようになってひろがって、
 熟れる前に、全体が柔らかくなってしまうんです。
 あちゃちゃ〜〜。

 マスクメロンで、大事なのはネ、実はこの、オシリの部分。
 オシリと申しましても、実際メロンにとっては、ここが先端。
 つまり、アタマの部分ですな(笑)
 触らずに、この部分だけを、クンクン、匂いを嗅いでいると、
 食べ頃を迎えたモノは、フワァ〜ッ、と、イイ匂いがしだします。
 当然ながら、とても柔らかくなっています。
 そうなったら、冷蔵庫で一晩冷やして、
 食べる30分ほど前に、外に出して。
 少し外気に慣れた位が、おいしい食べ頃。
 ささ、
 おまちどうさま〜(^^)


見ているだけで、おお〜〜スッパァ〜〜〜

 〜平成18年・6月13日〜
 ハイ、じ〜〜っと、見る〜。
 見つめて、 見つめてぇ〜〜、
 ツバキが口の中にたまってきたらぁ〜、
 ほい! ご飯をパクパク〜〜!
 ってェのは、落語の『始末の極意』。
 ウメボシ1こで、ご飯が何杯でも〜(^^)

 ところで、この写真の梅干、
 大きさこそ、料理店用に、特大ですが、
 ほんの20年ほど前まで、
 梅干といえば、こういった梅干だったの、覚えてます?
 よくよく見れば、表面に、塩と、梅干の成分が、透明に結晶を作って、
 見るからに、しょっぱそう。
 しょっぱそうなだけではなくって、
 梅の漬かっているカメの底には、梅から出た『おつゆ』が、じっとり。
 これをね、お湯で割って。
 疲れたときには、イイんですヨ〜(^^)

 現在、手の届きやすい場所で売られている梅干のほとんどは、
 『減塩梅干』と、呼ばれるもの。
 減塩、と聞けば、何やらとっても健康そう、では、あるんですが、
 現在のたいていの減塩梅干は、梅干をお湯で煮出して、
 塩分とともに、梅の有効成分や、うまみ成分も、半減させてしまってるんですよね。
 あの、『梅干のおつゆ』も、ないし。
 チョッと、残念。

 やはり、おいしい梅干茶漬けを作ろう、と思ったら、
 こうした、できたマンマの梅干のほうが、何倍も、イケます。
 スーパー等で、たまに並んでいると、『昔ながらの梅干』なんて言葉を使ってます。
 チョッと食欲のないような時には、是非お試しを。
 冷やご飯に、梅干乗せて、
 トロ〜リ、と、『おつゆ』を少しだけ、かけて、
 海苔をふったら、熱いお茶を、ざざ〜〜〜っ。
 梅干をほぐしたら、息もつかず、
 ざ。ざ。はふ。はふ。
 キチンとやってみれば、案外これも、ゼイタク〜(笑)




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